せどりを実践するためには、パソコンやスマートフォン、クレジットカード・銀行口座など、ある程度の事前準備が必要となります。
ココでは、せどりを実践するための環境構築について、用意すべきアイテムを紹介していきます。
■ 最初から完璧にする必要はナシ!走りながら準備すればOK!
『パソコンは必須』と書いたものの、もし商品の売り先がメルカリなどのスマホアプリであれば、パソコン自体が必要ないケースもあります。
クレカ・スマホ・銀行口座当たりは必須ですが、その他に必要なアイテムがあれば、その都度用意しても全く問題ナシ。準備に時間をかけるのはもったいないので『走りながら、必要に応じて準備する』くらいの気持ちで進めていきましょう!
アイテムの重要度ごとに
- 始めるために絶対に必要なモノ ⇒ ★マーク
- 走りながら準備すればよいモノ ⇒ ●マーク
- 必要に応じて準備すればよいもの ⇒ ■マーク
と、分けてあるので参考にしてください。
★ 仕入れ資金
せどりは『先にお金を出して商品を仕入れる』ことからスタートするため、仕入れ資金は必ず用意しなければいけません。※他のネットビジネスと比較して資金勝負になりがち。
『クレジットカードがあれば、仕入れ資金(現金)は無くてもOK!』と謳っている記事もありますが、クレジットカードは計画的に利用しなければ、スグに支払いができなくなります。
おこづかいやへそくりなど限られた資金から捻出して実践する方も多いハズなので、最初から高額を用意する必要はありません。
まずは5~10万円程度からスタートして、経験を積みながら複利の力を利用して、少しずつ資金を膨らませていけばOKです。
仕入れ資金が無い方はハピタスの自己アフィリエイトを利用しましょう。↓の記事内で紹介している案件をこなせば、10万円程度なら意外とカンタンに貯めることができますよ。
★ パソコン
せどりで稼ぐなら、問答無用でパソコンは必須です。
よくある質問で
スマホだけじゃダメですか?
と聞かれますが『スマホも必要ですが、スマホだけじゃダメです』 パソコンは必ず用意してください。
ただCPUやメモリなどのスペックに関しては、特に普通のモノでOKです。
もしこれからパソコンを購入される予定がある方は、
- OS:Windows10以上
- CPU:Intel core i5相当以上
- メモリ:8GB以上
最低限、この程度のスペックを目安にしていただければOKです。
ノートPCなら『LG gram』が圧倒的におススメ。スペック・軽さ・バッテリー持続時間、どれをとっても文句なしです。
持ち運んでカフェで作業、自宅に戻ってディスプレイにつなげばデスクトップPCのように利用することもできます。
■ デュアルディスプレイ
1台のパソコンで2台以上のディスプレイを使うことを『デュアルディスプレイ(デュアルモニター)』と呼びます。※3台以上の場合は『マルチディスプレイ』
2台のディスプレイ間をマウスで自由に行き来でき、画面ごとに別々のアプリを表示させたり、片方でリサーチ/もう片方でGoogleスプレッドシートに商品情報入力など、ディスプレイ1台と比較して作業効率が圧倒的にアップします。
絶対に必要!というわけではありませんが、常にパソコンを使用する電脳せどりの場合はデュアルディスプレイ環境にしておいて損はありません。
★ スマートフォン
スマートフォンも必須です。※Amazonアカウント登録用、ネットショップ会員登録のSMS認証など。
パソコン同様に、スペックは普通のモノでOK。普段使いしているスマホが1台あれば、それを利用しましょう。
★ Wi-Fi(インターネット環境)
『パソコンがあってもネットにつながらない…』ではお話にならないので、Wi-Fi(インターネット環境)も必ず用意してください。
自宅にネット回線が無い方は『スマホのテザリング』でも代用が可能です。
私はワイモバイルの『シンプルMプラン』で、テザリングを利用しています。※カフェ、ファミレスなど出先で仕事する用。
YouTubeやNetflixを長時間見るには向きませんが、一般的なパソコン作業であれば十分賄えるレベルです。
★ 銀行口座
せどりの売上金を受け取るための銀行口座を1つ用意しましょう。
よくありがちなのが『プライベート口座をそのまませどり用に使ってしまう』ケースですが、これは絶対にヤメた方が良いです。
私も経験があるんですが『儲かってるのかどうかよくわからん..』状態になるので、本当におススメできません。
- 今もっている口座は⇒プライベート口座として
- 新しく開設する講座は⇒せどりの事業用口座として
必ず分けて利用することをおススメします。
銀行口座は、利便性を考えて『インターネットバンキング』を使いましょう。
電脳せどりを実践すると必然的に楽天から仕入れをするケースが増えるので、特にこだわりがなければ楽天銀行を。
すでに楽天銀行を持っている方は『1,000円もらえるキャンペーン開催中』のみんなの銀行がおススメです。
★ クレジットカード
クレジットカードはネット仕入れの支払いの他、以下の支払いにも利用します。
- Amazonのアカウント登録(大口出品者の利用料支払い)
- 各種ツールの月額料金(Keepa、雷神など)
これ以外にもツールやサービスなど〝何かしらの支払いが発生する〟場合、クレジットカード必須なケースがほとんどです。
ただし、計画的に利用しなければ『クレジットカードの支払日に、銀行口座の預金残高が足りない…』なんてことも現実に起こりえるので、『クレジットカードの使い過ぎには』くれぐれもご注意を。
★ Amazonの出品用アカウント
せどりで仕入れた商品は『Amazon』で販売するのがおススメです。
副業でせどりをやるならFBAは必須です。
Amazonで出品するためには〝販売用アカウント〟が必要です。(通常、買い物するアカウントとは異なります)
販売用アカウントを登録するためには、銀行口座やクレジットカードの明細、免許証などを用意して、所定の手続きを行う日必要があります。
詳しい手続き方法は『Amazon出品用アカウントの作成方法』にまとめてあります。
● クラウド会計ソフト
クラウド会計ソフトとは、確定申告を行うために必要な売り上げや諸経費を管理してくれるソフトです。
銀行口座やクレジットカードを会計ソフトと連動させておけば、資金状況や明細を自動的に取り込むことができます。
そのため、面倒な帳簿付けも簡単にクラウド上(WEB上)で済ませることができますよ。
せどりをやるなら会計ソフトは必須なので、最優先で用意しましょう。
会計ソフトで有名なのは、以下の3つ。
もし副業を始めたばかりで『これから開業届を提出する予定』ならfeeeがおススメです。
WEB上で開業届の作成&提出も簡単にできますし、使い方も簡単なのでfreeeを使っておけば間違いはないです。
プリンター・印刷に必要な備品
● プリンター
Amazonせどりをやるなら、プリンターも必須です。
プリンターって高額だし、近所のコンビニで印刷できるから買わなくてもイイよね?
確かにラベルを印刷できれば問題はないんですが、印刷のたびにわざわざコンビニでコピーする時間や料金を考えると、購入したほうがコスパが良いです。
ラベルを印刷するだけなので高機能である必要は全くナシ。
2019年モデルと型は古いですが、この程度の機能で十分です。
● A4のコピー用紙
FBAの納品ラベルを印刷する際によく利用します。その他にも〝ふとした時に〟必要になるので、プリンター購入と同時に用意しておきましょう。
● FBAのラベルシール
AmazonのFBA倉庫に納品する際には、商品1つごとにラベルシールを張り付ける必要があります。
FBAラベルはAmazonで購入できますが、おススメは『エーワン ラベルシール』です。
金額的にはもう少し安い商品もありますが、使いやすさを考慮するとコスパ的には『エーワン ラベルシール』がベスト※色々使った挙句、この商品に落ち着きました。
プライスター契約者は『プライスターショップ』でもっと安く購入できますが、個人的に〝品質がビミョー〟だったので今は使っていません。
● プリンターのインク
新品のプリンターなら購入時に純正インクが付いてきますが、中古の場合はインクが付いてないケースがほとんどなので注意してください。
また『インク切れ = FBAラベルを印刷できない…』と、せっかく仕入れた商品を販売できなくなるので、インクのストックは用意しておくことをおススメします。
梱包資材関連
● ダンボール
主に『FBA倉庫への納品』で利用します。
もしサイズが足りない場合は、ドラッグストア・ホームセンターから不要なダンボールを貰ってきましょう(FBA倉庫へ納品するだけなので購入する必要は無し)
ダンボールを無料でもらえる場所は『ダンボールを無料で入手する方法』の記事に詳しくまとめてあります。
FBA倉庫へ納品できるダンボールは『サイズと重さ』にルールが決められています。
もしサイズオーバー・重量オーバーのダンボールを送ってしまうとFBA倉庫で納品を拒否され、着払いで返送されるので要注意。
『FBA倉庫へ送った送料+返送時の送料(着払い)+再納品の送料』と
正しく納品した時と比較して『3倍の送料』がかかります。
サイズと重さのルールは『FBA納品のダンボールサイズと重量超過ルール全まとめ』を読んでください。
● ガムテープ・ビニールテープ
FBA納品時のダンボールふたを閉じる際に使います。
ダンボールの天面(上面)に貼り付ける〝FBA配送ラベル〟は『透明のビニールテープ』があると便利です。
● ハサミ(ダンボールカッター)
電脳せどりで仕入れた商品のダンボールを開梱する際に使います。
ダンボールがカッターあるとスムーズにカットできますし、不要なダンボールを解体する時にも使えます。
Amazonの他、100均でも手に入ります。
■ OPP袋
OPP袋とは、ビニール製の透明袋の事です。
通常サイズの商品では使う機会は少ないですが、『小型軽量商品でセット組を作る場合』は重宝するアイテムです。
■ クラフト封筒
クラフト紙でできた封筒です。
中でも、中にクッション材(プチプチ)が付いている封筒なら、わざわざ緩衝材を巻き付ける必要が無く、封筒に入れるだけで簡単かつ頑丈に梱包することができます。
OPP袋同様に今すぐ必要ではありませんが、トレンド商品などを自己発送で素早く販売したい場合にあると便利です。
■ エアーキャップ(プチプチ)
梱包した時の隙間を埋める、いわゆる『プチプチ』です。
FBA納品時にダンボールがスカスカのまま送ってしまうと、運送途中で商品が揺れて破損する可能性があります。
商品の破損を避ける意味でも、できる限りエアーキャップで隙間を埋めるようにしましょう。
■ シールはがし
家電量販店・ショッピングモール等で仕入れた商品には、値札や値引きシールが貼ってあります。
跡が残らずきれいにはがせるシールならOKですが、粘着力の強いシールを無理やりはがすと『傷がついたり・シールの跡が汚くなったり…』することもあります。
粘着力の強いシールは無理にはがさず『シールはがし』を使いましょう。
イライラして爪で無理やり削ると、キレイにはがれないどころか『商品に傷がつく』ので、必ずシールはがしを使いましょう。
● 古物商許可証
もし中古品を販売する予定があるなら『古物商許可』という許可証が必要です。
古物(中古品)を継続的に販売し収入を得る場合は、必ず取得しておく必要があります。
ちなみに、古物商許可が不要なケースもあります。
- 人からもらった物をフリマサイトで売る ⇒ 営利目的ではないため不要
- 家庭で出た古着をフリマサイトで売る ⇒ 営利目的ではないため不要
- オリジナル商品を作成しフリマサイトで売る ⇒ 古物に該当しないため不要
つまり、営利目的(利益目的)での販売でなければ、古物商許可を取得する必要はありません。
古物商許可の取得までにかかる期間は、届け出を提出 ⇒ 警察署で受理されてから土日祝日を除いて40日が基準となります。
必要書類の準備期間を含めると、少なくとも2か月程度はかかるため、早めに準備することをおススメします。
古物商許可の取得方法や注意点などは、↓の記事に詳しくまとめてあります。
■ 車
店舗せどりをやる方、特に地方に住んでいる方は『車必須』です。
比較的都会に住んでいる方で、徒歩・自転車・電車で店舗を回れる方は不要ですが、地方や田舎で店舗せどりをするなら、一度にたくさんの荷物を持ち運びできる車は、絶対にあった方が良いです。
『店舗で仕入れた商品を、その場で自宅に送ってもらう』など、やり方次第でできなくはありません。
が、物理的にどうしても無理が出てくるケースもあるので、本格的に取り組むなら車を持っておいて損は無いです。※中古車で走行距離10万キロ超えていても、問題なく走りますよ。
まとめ
冒頭でお伝えした通り、全てを準備万端・完璧に用意してからスタートする必要は無く、
- 最低限絶対に必要なモノだけ用意して、
- とりあえずスタート、後は走りながら用意する
こんなイメージでOKです。
『完璧主義のせいでグズグズ行動できない…』のが一番もったいないので、Amazon出品アカウントの用意ができたら『まずは商品リサーチ!』からガンガン進めていきましょう!