この記事では、こういった疑問にお答えします。
FBA納品時の輸送箱のサイズと重量制限は以下の通りです。
■ 小型・通常サイズ
・サイズ:三辺が『50cm×60cm×50cm』より小さい
・重量:30kg以内
■ 大型サイズ
・サイズ:三辺の寸法の合計が『216cm以内』(1辺の長さは関係なし)
・メーカー専用輸送箱の場合、三辺が『95cm × 69.9cm × 50.9cm』より小さい
・メーカー専用(純正)外箱があれば、ダンボールに入れずにそのまま送ってもOK
・重量:40kg未満
FBA倉庫へ納品するときは、必ず上記のサイズと重量を守って下さい。送料を安く済ませたいがために、規格外サイズのダンボールを使ったり、無理やり商品を詰め込みすぎて重量を超過してしまうと、FBA倉庫で納品を拒否されてしまいます。
納品を拒否された結果、『FBA倉庫へ送った送料+返送時の送料(着払い)+再納品の送料』と、正しく納品した時と比較して『3倍の送料』がかかってしまうのはダメージが大きいです。
この記事では、FBA納品のダンボールサイズと重量超過ルールについて解説します。
この記事では、最新のFBA納品ルールを随時更新していきます。
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目次
Amazonへの配送要件を確認しよう
まずは、Amazonへの個口配送の配送要件について確認しましょう。
特殊大型サイズを納品するケースはほとんどないので、通常利用する頻度が多い『小型・通常・大型』の3つのサイズだけ覚えておけばOKです。
■ 小型・通常サイズ
・サイズ:三辺が『50cm×60cm×50cm』より小さい
・重量:30kg以内
■ 大型サイズ
・サイズ:三辺の寸法の合計が『216cm以内』(1辺の長さは関係なし)
・メーカー専用輸送箱の場合、三辺が『95cm × 69.9cm × 50.9cm』より小さい
・メーカー専用(純正)外箱があれば、ダンボールに入れずにそのまま送ってもOK
・重量:40kg未満
ダンボールサイズについて
小型・標準サイズの場合
小型・標準サイズの場合、ルール上『160サイズ(50cm×60cm×50cm)』までOKとされています。
ですが、商品によっては160サイズぎりぎりまで商品を詰め込みすぎると『重量超過』で納品拒否される可能性が高くなります。
例えば『本』を扱う場合、160サイズに1/3ほどまで商品を入れたところで重量超過になる可能性が高いです。
他には『液体系商品・鉄系商品・粉系商品』なども重量超過になりやすい商品ですね。
無駄に大きな箱を使うと、その分送料も高くなってしまうので、商品の重さに合わせて『80~120サイズ』のダンボールを使うのがおススメです。
また、160サイズといっても『30cm×40cm×90cm』のように、1辺ごとの長さのルール(50cm×60cm×50cm)を守っていない場合も納品NGとなるので気を付けましょう。
大型サイズの場合
大型サイズの場合、三辺の寸法の合計が『216cm以内』(1辺の長さは関係なし)と小型・通常サイズと比べて自由度は高いですが、こちらも重量超過には注意しましょう。
大型サイズ商品は、その名の通りサイズが大きいので1つのダンボールに3個も入れると重量超過の可能性が高くなります。
重量超過を避けるため、『120~160サイズ』のダンボールに分けて納品すると良いでしょう。
また、メーカー専用(純正)の箱に入っている場合、ダンボールに入れずにそのまま納品してもOKです。※三辺が『95cm × 69.9cm × 50.9cm』より小さいことが条件。
※https://gigazine.net/
重量超過について
FBA納品時の重量制限は『小型・通常サイズは30Kg』『大型サイズは40Kg』です。
また、重量が15kgを超過している場合は、必ず外箱の天面と側面に「重量超過」と明記する必要があります。※ダンボールに直接書くか、シールを張る。
※シールはAmazonでも購入できます。 ⇒ 重量超過シール
そしてもう1点考慮しなければいけないのが、運送会社の重量制限です。
運送会社 | 重量制限 | 備考 |
ヤマト | 25kgまで | 25kgを超える荷物は「ヤマト便」で発送可能 |
ゆうパック | 25kgまで | 25kgを超え30kgまでの荷物は「重量ゆうパック」で発送可能 |
佐川 | 30kgまで | 30Kgを超える荷物は「飛脚ラージサイズ宅配便」で発送可能 |
通常の運送サービスの範囲で収まるよう、ヤマト・ゆうパックは25Kg以内、佐川は30Kgに収まるように梱包しましょう。
FBA納品時の禁止事項について
次に、FBA納品時の禁止事項について確認しましょう。
- 輸送箱に破損または汚れがある
- 複数の輸送箱を束ねている(納品時の箱が複数ある場合、袋、ゴム、紐を使用して輸送箱を束ねることは禁止されています)
- メーカーのロゴ、商品名、数量などの商品情報が明記されていない輸送箱
- 破損した輸送箱
- ダンボールに重量超過の記載がない(重量が15kgの場合)
- 手書きで記載されている輸送箱、ガムテープの多重貼付
- 商材に合わせて段ボールを組み合わせ、箱のサイズを大きく、または小さく加工した輸送箱
- 輸送箱の蓋代わりに別の段ボール箱を使用している
- 輸送箱が小さく加工されている
- 複数の輸送箱を組み合わせてサイズを大きくしている
- 素材の強度が不足している輸送箱や麻袋
- 使用可能な緩衝材は、クッション、エアピロー、紙です。生物分解可能な梱包材(とうもろこしの梱包材)、クリンクル(しわ加工)ラップ、シュレッダー済みペーパーは使用できません。
ということで、セラーセントラルに記載されている受領不可になる例を紹介します。
ルールを守らないとどうなるか?
これまで説明してきたダンボールサイズや重量、禁止事項を守らずにFBA倉庫へ送ってしまうと、納品が拒否され、送ったダンボールごと自宅に返送されてきます。当然、返送される送料は『自分持ち(着払い)』となります。
運送会社の一切の値上げで、ただでさえ送料負担が大きい中、それが3倍になるというのはかなりダメージが大きいですよね?
また、納品ミスを何度も続けていると『FBA倉庫への納品停止=FBAの利用不可』という処置もあり得ます。
余計な経費が掛かるうえ、FBA倉庫への納品が遅れることで『販売機会の損失』にもつながってしまいます。ルールはしっかり守って納品ミスをしないよう心掛けた方が良いですね。
まとめ
では、まとめです。
■ 小型・通常サイズ
・サイズ:三辺が『50cm×60cm×50cm』より小さい
・重量:30kg以内
■ 大型サイズ
・サイズ:三辺の寸法の合計が『216cm以内』(1辺の長さは関係なし)
・メーカー専用輸送箱の場合、三辺が『95cm × 69.9cm × 50.9cm』より小さい
・メーカー専用(純正)外箱があれば、ダンボールに入れずにそのまま送ってもOK
・重量:40kg未満
- 輸送箱に破損または汚れがある
- 複数の輸送箱を束ねている(納品時の箱が複数ある場合、袋、ゴム、紐を使用して輸送箱を束ねることは禁止されています)
- メーカーのロゴ、商品名、数量などの商品情報が明記されていない輸送箱
- 破損した輸送箱
- ダンボールに重量超過の記載がない(重量が15kgの場合)
- 手書きで記載されている輸送箱、ガムテープの多重貼付
- 商材に合わせて段ボールを組み合わせ、箱のサイズを大きく、または小さく加工した輸送箱
- 輸送箱の蓋代わりに別の段ボール箱を使用している
- 輸送箱が小さく加工されている
- 複数の輸送箱を組み合わせてサイズを大きくしている
- 素材の強度が不足している輸送箱や麻袋
- 使用可能な緩衝材は、クッション、エアピロー、紙です。生物分解可能な梱包材(とうもろこしの梱包材)、クリンクル(しわ加工)ラップ、シュレッダー済みペーパーは使用できません。
文字にすると長ったらしくなりますが『決められたサイズと重量を守り・ある程度強度のあるダンボールで発送する』というのが基本ルールです。
よくありがちなのが、これまでに説明したルールを守らなくても納品されるケースがあるということ。ただそれは『納品時の作業担当者がたまたまルールを知らなかった』だけの話。たまたまラッキーで納品されただけに過ぎません。
ルールを守らずに発送を続けていると、遅かれ早かれ必ず納品がNGになることは間違いないです。
納品がNGになると、倉庫担当者の方に迷惑をかけるだけではなく、『FBA倉庫へ送った送料+返送時の送料(着払い)+再納品の送料』と、正しく納品した時と比較して『3倍の費用』が発生してしまいます。