Amazonに商品を出品するとき、
・小口出品者
・大口出品者
2つの出品者形態を選ぶことができます。
この記事では、あなたに合った出品方法はどちらか考えるために、
それぞれの違いをまとめました。
目次
小口と大口の料金や出来ることの違いを知る
小口出品と大口出品では、料金やできることに違いがあります。
以下の表をご覧ください。
【大口・小口の違い早見表】
大口出品 | 小口出品 | |
1.月額利用料 | 月額4,900円 | なし |
2.基本成約料 | なし | 商品1点につき100円 |
3.カタログ作成 | 可 | 不可 |
4.一括商品登録 | 可 | 不可 |
5.各種レポートの利用 | 可 | 不可 |
6.独自の配送料金の設定 | 可 | 不可 |
7.お届け日時の指定 | 可 | 不可 |
8.ギフトサービスの提供 | 可 | 不可 |
9.提供できる決済方法 | クレジットカード Amazonギフト券 Amazonショッピングカード コンビニ決済 | クレジットカード Amazonギフト券 Amazonショッピングカード |
10.出品できるカテゴリー | 申請することですべてのカテゴリーに出品可能 | 一部出品できないカテゴリーあり |
11.ショッピングカートボックスの獲得 | 可 | 不可 |
ここから先は、1~11それぞれの項目について
具体的に説明していきます。
まず、覚えておいてほしいことは、
もし、あなたがせどりを本格的に行っていくのなら、
いずれ大口出品者に登録しなければなりません。
ただ、いきなり大口ではじめる必要もありません。
また、自宅の不用品を販売する程度なら、小口の方が適しています。
以下を参考に、自分に適すると思う方ではじめてみましょう。
一番最後に「まとめ」がありますので、
結論だけすぐに知りたい方は具体的な説明をとばして
まとめだけ読んでください。
1.月額利用料 と 2.基本成約料
大口出品では、4,900円の月額料金が発生します。
小口出品ではかかりませんが、そのかわり、
商品1点売れるごとに100円の基本成約料がかかります。
そのため、単純に計算して、月50点以上の商品を売るなら、
大口出品者に登録したほうがお得になります。
反対に、月に数点しか売らないのならば、
小口出品者でもかまいません。
3.カタログ作成
カタログとは、Amazonの商品ページのことです。
大口出品者の場合、
Amazonでまだ販売されていない商品を販売したいと思ったとき、
自分でその商品のページを作成して販売することができます。
小口出品者の場合はカタログの作成ができないので、
販売できる商品がAmazonにすでに商品ぺージが存在している商品のみ
となります。
そのため、オリジナル商品や独自の組み合わせのセット商品などを
販売したい場合は、大口出品者に登録しなければなりません。
4.一括商品登録
Amazonでは、商品を一括で登録できる機能があります。
扱う商品数が増えてくると、出品作業がとても面倒になります。
それを解決してくれるのがこの機能です。
使い方についてはこちらの記事で紹介しています↓
この機能は驚くほど便利で、多くの商品を出品するなら
必要不可欠な機能です。
こちらの機能は大口出品者のみ利用できます。
そのため、やはり商品数が50を超えるか、
出品作業がめんどうだと思い始めるころになったら、
大口出品者への登録をおすすめします。
5.各種レポートの利用
Amazonでは、出品者がうまく商品を販売できるように、
「注文管理レポート」や「ビジネスレポート」というものを提供しています。
これらのレポート機能は、
本格的にビジネスとして、せどりを行っていきたい場合はぜひ活用したい機能です。
6.独自の配送料金の設定
大口出品者の場合、配送地域によって送料を細かく設定したり、
通常便とお急ぎ便で送料に違いを設けたりすることができます。
例えば、
「離島のみ+300円」や、
「3000円以上のお買い上げで送料無料」
などといったことができます。
小口出品者の場合は、Amazonが指定する配送料が
自動で適応されます。
そのため、小口出品者は自分で好きな送料を設定することはできません。
7.お届け日時の指定
大口出品者の場合、「お届け日時指定便」を利用することができます。
これは、その名の通り購入者が届く日時を指定することができるオプションです。
また、配送料金の設定とくみあわせれば、
「+300円でお届け日時を指定することができます」
というような設定も可能です。
小口出品者の場合はこれらの設定はできません。
8.ギフトサービスの提供
大口出品者は、購入者にギフトサービスを提供することができます。
ギフトサービスとは、
商品にプレゼント用の包装とメッセージカードをつけることができるサービスです。
購入者は、商品をプレゼントとして購入したい場合もあるので、
ギフトサービスを設定すると、商品の売れ行きが少しだけよくなります。
小口出品者はギフトサービスの提供はできません。
9.提供できる決済方法
大口出品者の場合、小口出品者よりも、提供できる決済方法が豊富です。
小口では、クレジットカード、Amazonギフト券、Amazonショッピングカード
のみなので、
たいていの人はクレジットカードで支払うことになると思います。
大口のでは、それプラス、コンビニ決済、代金引換、Edy払いが選べるので、
クレジットカードを持っていない人も商品を購入しやすくなります。
10.出品できるカテゴリー
これは非常に重要です。
小口出品者には、どう頑張っても出品できないカテゴリーがあるので
注意してください。
Amazonのカテゴリーは以下のとおりですが、
そのうち、右側の赤字のものは大口出品者のみが出品できます。
【Amazonのカテゴリー一覧】
書籍 文房具 オフィス用品 ミュージック ホーム &キッチン ビデオ DIY・工具 車用品 DVD おもちゃ &ホビー PCソフト スポーツ &アウトドア TVゲーム ベビー &マタニティ エレクトロニクス 楽器 | 時計 ドラッグストア アパレル シューズ バッグ コスメ ジュエリー 食品&飲料 ペット用品 |
なので、右側のカテゴリー出品したい場合は
大口出品者での登録が必須です。
私が推奨している「食品せどり」も、右側なので、大口出品者しかできません。
11.ショッピングカートボックスの獲得
これも非常に重要です。
Amazonでいわゆる「カートを獲得する」というのは、
あなたのショップ名が画像の〇の場所に表示され、
カートに入れてもらいやすい状態のことです。
つまり、商品が売れやすい状態です。
多くの購入者は、Amazonの商品ページをみて、
画像の〇部分の「カートに入れる」をクリックします。
すると、現在「カートを獲得」している商品が、カートに入れられます。
つまり、カートを獲得すると商品が売れやすくなるということです。
カートの獲得ができるのは、大口出品者のみです。
まとめ【結局大口・小口どっちではじめたらいいのか?】
結論:あなたの状況によって決めなければいけません。
ただ、それほど悩む必要はありません。
なぜなら、大口・小口はいつでもすぐに、
簡単に切り替えることができるからです。
冒頭でも言いましたが、
せどりを本格的にはじめるのなら、
いずれは大口出品者に登録しなければなりません。
ただ、いきなりAmazonに月額料金を支払うのも
気が引けるかと思いますので、
資金に余裕がない人は、
まずは小口からはじめて、資金と在庫がまわるようになってきたら、
大口に切り替える。
というのがオススメです。
切り替えのタイミングも以下に記載しましたので、参考にしてください。
【小口ではじめるべき人】
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【大口ではじめるべき人】
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【小口→大口 切り替えのタイミング】
|
小口出品と大口出品の切り替え方は、こちらの記事を参照してください。↓
ちなみに、私が推奨する「食品せどり」は、大口出品者しかできません。
それも、大口出品者の中でも限られた出品者しかできません。
そのため、ライバルが他ジャンルのせどりと比べて圧倒的に少ないです。
これは食品せどりが他より稼ぎやすい理由の一つです。
どちらの出品形態ではじめるか決めたら、
早速登録をしましょう!
セラーセントラルへの登録方法についてはこちらの記事を参考にしてください。
ありがとうございます^ ^とても参考になりました。数年前までは大口から小口にした場合、もう大口には戻れなかったのですが今は戻れるのですね。いいことを聞きました。ありがとうございます\(//∇//)\