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Amazon『ショッピングカート』の仕組みについて|カート獲得の4大ポイントを解説【2024年3月版】

Amazon『ショッピングカート』の仕組みについて|カート獲得の4大ポイントを解説
この記事を書いた人/サイト管理者
SAKU

北海道在住 1児の父親です。せどり/ネット物販歴11年/法人7期目

アレコレ仕組化して自由気ままに暮らす物販プレイヤー

「小型軽量商品」「メーカー直仕入れ」「問屋仕入れ」「Amazonオリジナル商品販売」など。

「仕入れに悩まず、時間の自由を手に入れる物販」を構築

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どうも、サクです。

Amazonには、他のECサイトには無い『ショッピングカート』という仕組みがあります。

商品を買う側としては『楽天の買い物かご』や『ヤフーショッピングのカート』とほぼ同じですが、販売者目線で見ると意味合いが大きく変わってきます。

Amazon物販において『商品が全く売れない..』『売り上げが急に落ちてしまった..』ときは〝ショッピングカートが原因の可能性大〟であるため、

特に初心者の方には最優先で修得するべき知識

覚えておいて損はないので、ぜひ参考にしてください。

目次

まずは事前に知っておくべき2つのポイント(Amazonのビジネスモデルについて)

まずは事前に知っておくべき2つのポイント

ショッピングカートの仕組みを説明する前に、まずはAmazonのビジネスモデルについて軽く説明しておきます。

これを理解しておくと、この後説明する『ショッピングカートのロジック』も、すんなり頭に入ってきます。

Amazonのビジネスモデルについて

楽天やYahoo!ショッピングは、ECモール上に『自分のショップを出店』する、テナント型のビジネスモデルです。

全く同じ商品でも、それぞれのショップが〝自社独自の商品ページ〟で販売しているため、検索結果に同一商品が多数表示されてしまう。※この中から安くてポイントが沢山つく商品を買おう、って感じですね。

 

それに対してAmazonは、各企業が『商品を出品する』形式の、マーケットプレイス型のビジネスモデルです。

楽天やYahooショッピングと異なり『1つの商品ページを全セラーで共有して販売する』というシステム ※商品ページを乱立させず『同じ商品は全員同じ商品ページで販売せよ』というのがAmazonのルール。

1商品につき1商品ページの構成となり、

同じ商品を出品する場合は、1つの商品ページを全セラーで相乗り出品するのが基本です。

相乗り出品(相乗り販売)とは

前述した通り、Amazonでは『同じ商品は1つの商品ページに出品すべし』というのが基本ルールです。

つまり、全く同じ商品を出品する販売者が5名いても10名いても『全員が同じ商品ページを使って』販売しなければいけないということ。

この1つの商品ページを全セラーでシェアして販売することを『相乗り出品(相乗り販売)』と呼びます。

そのため〝ニンテンドースイッチ〟などの人気商品は『出品者数が100名越え』と沢山のセラーが群がっているのが日常茶飯事です。

Amazonの『ショッピングカート』について

Amazonの『ショッピングカート』について

では、前提となる知識を踏まえたうえで、Amazonのショッピングカートについて説明していきます。

前述した通り、Amazonは基本的に『1ページに1商品』が掲載されています。で、そのページは一般的に『カタログ』と呼ばれます。

Amazonのルール上『同一の商品は』『同一のカタログに出品』しなければいけないので

1つのカタログに複数のセラーが競合する(相乗り販売)というのが基本スタイル。

saku

仮に出品者が100名でも200名でも1000名でも。1つのカタログにワラワラと群がるのがフツーの状態です。

では、出品者が100名も200名もいる中で『自分が出品した商品ってどうすれば売れるんだろう?』という疑問を解消するのが、Amazonのショッピングカートの存在です。

例として、大人気商品〝ニンテンドースイッチ〟のAmazon商品ページを見てみましょう。

Amazonのショッピングカート

Amazonで買い物をする場合、

  • 赤枠の『カートに入れる』(もしくは『今すぐ購入』)をクリックして
  • 商品をカートに入れた後、
  • 発送先住所やクレカ情報を入力して決済する

この流れで注文するのが一般的ですよね?

では『カートに入れる』ボタンをクリックした時、どの販売者の商品を購入することになるかというと…

Amazonのショッピングカート取得

赤枠の箇所に販売元として1名だけ店舗名が表示されていますね。カートに入れるボタンをクリックしたときは、ここに表示されている販売者の商品を購入することになります。

ここに自店舗の名前が表示されていて、あなたの商品が購入される状態のとき『Amazonのショッピングカートを取得している』ことになります。

ちなみに、下記の赤枠エリアを展開すると「カートボックスを取れていない」その他の出品者からも商品を購入できます。

ですが、ショッピングカートを取れていない出品者から商品を購入するのは余計な操作を伴うため、ユーザーにとっては『とてもメンドクサい』ワケです。

saku

というか、そんな仕組みを意識せず『カートに入れる』をクリックして買い物する人が大半ですよね。※私もそうです

つまり。結果としてショッピングカートを取得している出品者から商品が売れ続ける、ということになります。

ショッピングカートを獲得するための条件

ショッピングカートを獲得するための条件

カートが取れれば売れる。逆をいうとカートを取れなければほぼ100%売れない。

そんな理由から出品者としては『カートボックス』の獲得を目指すわけですが。

では、どうすればカートボックスを獲得できるのか?

について、Amazonが公式に公開している情報があります。それがコチラ

カートボックス獲得の4大条件
  1. 競争力のある価格を設定する
  2. より早くお届けできるオプションや配送無料を提供する
  3. 優れたカスタマーサポートを提供する
  4. 在庫を切らさない

カートボックス獲得の条件① 競争力のある価格を設定する

『競争力のある価格』って言われても、いまいちピンときませんよね?(なんとなく、政治家的な言い回しっぽい)

ザックリ説明すると、競合セラーの中で『妥当な価格である』ことになるのですが、競争力といっても『極端に安すぎる価格』だと、カートボックスを獲得できないケースもあります。

saku

極端に値下げしすぎるのもNGってことです。

なので、出品時において『適正な価格』を見極めることが重要になりますが、基本的に以下2つのパターンを把握しておけばOKです。

Prime出品者がカートボックスを取得している場合

このケースの場合は、Prime出品者と同じ価格に設定すれば問題ありません。

※Prime出品者とは?

価格に〝Primeマーク〟が表示されている出品者のこと。FBAを利用していると自動的にPrimeマークが表示されます。

自己発送の場合でも、Amazonが定めた配送品質を満たす『マケプレプライム』を利用すると、Primeマークを表示されることができます。

自己出品者がカートボックスを取得している場合

自己出品とは、FBAを利用せずに顧客への商品発送を自社で行っている出品のことです。

※自己出品者とは
「販売価格+配送料」で価格が表記されている出品者のこと

自己出品に対してFBA出品は優遇されるので「販売価格+配送料の合計額に10%-20%程度を上乗せして価格を設定」してもカートを取れることが多いです。

■ なぜPrime出品者の価格と同じにするのか?

カート取得の条件が『競争力のある価格』であるなら

男性

Prime出品者の最低価格より〝1円だけ下げて〟出品すればよいのでは?

と思いますよね?

確かにその時点のカート価格よりも低い価格に設定すれば〝一時的には〟カートボックスを獲得できるかもしれません。

では、カートを奪われた相手はどう思うでしょうか?もしかすると、さらに1円だけ価格を下げてカートボックスを取り返そうとしてくるかもしれません。

  • 自分が1円だけ価格を下げる
  • 他のセラーがまた1円だけ価格を下げる
  • それを見た他のセラーがまた1円だけ価格を….

という感じで、安易な値下げは過度な価格競争の引き金を引くことになりかねない訳です。

saku

ちなみに、価格変更作業は『専用ツールを使って自動的に行う』ことが一般的なので、値下げ競争も24時間/自動で行われてしまいます..

この『1円下げ』による無意味な価格競争が〝せどりはオワコン〟と言われる理由の一つ。

『ある程度適正な価格』で『Prime出品をしているなら』、カートは順番に回ってきます。

余計な摩擦を発生させないよう『Prime出品者の最安値と同じ価格』に設定しておきましょう。

カートボックス獲得の条件② より早くお届けできるオプションや配送無料を提供する

文字とおり『早く安く届ける』ことで、カートボックスを獲得しやすくなります。※自己発送よりもFBAの方が獲得しやすいのは、このためですね。

先ほど紹介した『マケプレプライム』を利用するのもアリですが、副業でせどりを実践している方は、おとなしくFBAを利用しておけば問題ナシです。

カートボックス獲得の条件③ 優れたカスタマーサポートを提供する

ここも、チョットふわっとした書き方ですね。

FBAを利用することで、受注・梱包・発送・返品、返金などのカスタマーサービスは全てAmazonが代行してくれるため、特に気にする必要はありませんが、

「複数の方法で評価」され「他の指標も評価の際に考慮」されるという説明があります。

『●●に気を付けるべし!』という明確な記載はありませんが、セラーセントラルの『アカウント健全性』画面でチェックできる項目は、全般的に注意が必要なことは推測できます。

知的財産権の侵害・商標権の侵害・商品の苦情など『クレームを受けないようなアカウント運営』が求められていることは容易に想像がつきます。

他に、こちらから積極的に評価を上げられる項目は『購入者からの評価』です(商品のレビューではなく出品者の評価

saku

評価についても明確な説明はありませんが、フツーに考えて高評価が多いセラーの方が優遇されやすいのは当然。

基本的に、新品の商品を数多く売るだけで「購入者からの高評価」は集まりますので、とにかく販売実績を積むことが重要ですね。

カートボックス獲得の条件④ 在庫を切らさない

『在庫を切らさない』というよりも『在庫を沢山持っているセラーが優遇される』というイメージです。

とはいっても、同一商品の在庫を多数抱える『在庫の縦積み』は、金銭的なリスクが大きく、初心者が陥りやすい失敗の一つでもあったりします。

在庫を多数持っていた方がカートを獲得しやすいのは間違いないですが、ここはあくまでも〝努力目標〟程度に考えておけばOKです。

saku

在庫が1個や2個の少数でも、カーとはしっかり獲得できるので、あまり心配しすぎなくても大丈夫ですよ♪

ショッピングカート獲得率の確認方法

ショッピングカート獲得率の確認方法

自分が取り扱っている商品の『カート取得率』はセラーセントラルからいつでも確認できるので、現状把握に役立てましょう。

STEP
セラーセントラルへログインし、メニューから『レポート ⇒ ビジネスレポート』を選択 
STEP
『子商品別の詳細ページ売上・トラフィック』を選択
STEP
カートボックス獲得の割合が表示される

表示されたレポートから「ショッピングカートボックスの割合」を確認できます。

カートボックス獲得率は何%あればOK?

カートボックス獲得率は何%あればOK?

結論を言ってしまうと『カートを独占する必要はありません』

つまり『100%である必要はない』です。

他の出品者が複数いれば、相対的にカート獲得率が下がるのは当然ですし、ニンテンドースイッチのような人気商品だと『出品者100名越え』も珍しくない。

出品者が多数群がっている状況で『カート獲得率 80%-100%』など高すぎる数値を求める必要は全くないですし、そもそも現実的に無理です。

saku

実際のところ、人気の商品であればカート取得率は5%くらいでも問題なく売れるのでご安心を。

『0%』よりも上の数値になっていれば〝どこかのタイミングでカートは取れている〟ことになるので、待っていればそのうち売れます。

ただ『カートの取得率』が『0%』という場合は『全くカートが取れていない=いつまでたっても売れない』状態なので…価格の見直しなどを行い取得率の改善を試みましょう。

まとめ

まとめ

ということで、Amazonショッピングカートの仕組みについてまとめてみました。

とりあえず『FBAを使って出品』を出品すれば、そこそこカートを獲得できて、それなりに商品は売れていきます。

ただ『商品が全く売れない..』『売り上げが急に落ちてしまった..』という時は、今回の記事を参考にカート獲得率向上を狙ってみましょう。

カートボックス獲得するために必要なこと
  1. 適正な価格設定(Prime出品者の最安値に合わせる)
  2. FBAの利用(Primeマークを付ける)
  3. 規約の順守(クレームを受けないショップ運営)
  4. 購入者からの評価(ショップレビューを増やす)
  5. 在庫の管理(在庫を切らさない)

それでは。

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