

この記事では、こんな疑問にお答えします。
- 不良在庫が発生した時の最善の行動とは?
- 不良在庫の発生を防ぐ効果的な方法
転売(せどり)を実践するうえで、最も注意すべきポイントの1つが『不良在庫の発生』です。
不良在庫(ふりょうざいこ)とは、工場、倉庫や小売店等に長期間、在庫として売れずに残っているものをいう。 流行遅れ、賞味期限切れ、季節外れとなった製品及び商品、需要予測を誤って過剰に製造あるいは仕入れを行った製品及び商品等が代表的なものである。
※Wikipediaより引用
簡単に言うと『スグに売れる見込みがない・長い間売れ残っている商品』のコトを不良在庫と呼びます。
不良在庫が大量に発生すると、資金繰りが悪化。

という最悪の結果を招くことになります。
そうならないために、この記事では不良在庫が発生した時の対処法と、不良在庫を発生させないための効果的な方法について詳しくお伝えしていきます。
不良在庫は確実に発生します。
まず最初に覚えておいて欲しいのは、せどり/転売を行う上で不良在庫は確実に発生します。これは初心者に限らず、せどり的10年以上のベテランせどらーでも例外ではありません。
なぜかというと、転売(特にAmazonを使った場合)には、色々な不確定要素が含まれているためです。
例えば

と想定して仕入れた商品であっても、
- 出品者が増えて、1か月以内に売り切れなかったり、
- 価格競争が起きて、販売価格が大きく下落したり、
- Amazonの在庫が復活したり、
こういった事象が発生し、想定通りに売れない/売れ行きが鈍くなるというのは日常茶飯事。あなたも1つは経験したことがありますよね?

仕入れ判断を上達させることである程度予防することはできます。ですが、どれだけ高性能なコンピューターであっても、ライバルの増加やAmazonの在庫復活を100%完璧に予測することは不可能。
せどり/転売を実践するうえで『不良在庫は確実に発生する』ということは理解しておくべきです。
せどり/転売には、不良在庫は付き物だということを理解しておこう。
不良在庫が発生した場合/やるべきことは『損切』一択です。
では、不良在庫が発生した場合に何をすべきかというと、コレはもう『損切』一択です。
損切り(そんぎり、ロスカット、Cut Loss)とは、含み損が生じている投資商品を見切り売りして損失額を確定すること。
投資の後に評価額が下落した場合、難平や塩漬けするとさらに下落が続いて損害が拡大する可能性がある。撤退するための明確な根拠を持って早めに損切りを行うことは、損失の拡大を防止し、資金を守る方法として重要といわれる。
※Wikiペディアより
損切とは、投資の世界でよく使われる言葉です。簡単に言うと、
損が確定している商品は、赤字(損)でもよいので早めに売ってしまい、被害の拡大を最小限にし資金を守ることです。
例として、100円の商品を100個仕入れたとしましょう。仕入れ額は100円×100個=1万円です。このうち50個商品が売れて『15000円の売り上げ』になったとします。
『売上:15000円 – 仕入れ額:10000円 = 利益:5000円』
仕入れた100個のうち、50個売れた時点で5000円の利益は確定です。
しかし、同じ商品にライバルが大量に相乗りしてきて、販売価格が大きく値下がりしてしまいました。残りの50個を売るために、
- 元の価格に戻るまで1か月待つか
- それとも、早めにお金に変えるために赤字でもよいので売り切ってしまうか?
ココで2を選択するのが『損切』ということになります。
せどりで稼げない方は、ほとんど『1』を選択するはずですが、その選択肢は間違いです。転売においては、仕入れた商品は早めにお金に変えることが鉄則。※極論を言ってしまうと『仕入れただけではゴミ同然』
元の価格に戻るまでに時間もかかるし、もしかしたら元の価格に戻らないかもしれない。トータルで利益が出ることは確定しているので、欲張らずに損切をして早くお金に変えて次の仕入れを行うことが正解です。
もちろんケースバイケースなので、価格が元に戻る確信があるなら、損切せずに待つのもアリでしょう。ただ基本的には『損を最小限に抑えて』商品を早くお金に変えることを意識するべきです。

人間は得をすることよりも『損をすることを嫌う』生き物なので、躊躇なく損切をできる人はまれです。ただ、せどりにおいて『100勝0敗』は絶対に不可能。ライバルがいる以上、全ての商品で利益を出すのは無理な話。
50勝50敗でも、30勝70敗でも『トータルで利益が出ればOK』
損切できる勇気を持ち、お金を早く回転させることを心がけてください。
せどりはトータルで利益が出ればOK。勇気をもって損切、不良在庫を持たないことを意識しましょう。
不良在庫を出さないための2つの方法
転売とは切っても切れない関係の不良在庫ですが、不良在庫をなるべく出さないための対策も紹介しておきます。
適正量を仕入れる
先程もお伝えしたように、仕入れた商品は早めにお金に変えることが鉄則。理想は、仕入れてから1か月以内に全ての在庫を売り切ることがベストです。
そのために必要なことが、1か月で売り切れるだけの『適正量を仕入れる』こと。1か月で販売できる適正量を推測することで、不良在庫が発生するリスクを最小限に抑えることができます。

Amazonせどり(転売)の場合、モノレートというサイトを利用することで、月間の販売個数をある程度予測することができます。
健全なキャッシュフローを維持し、資金を効率よく回すためにはモノレートは必須のツール。モノレートを使った適正量を把握する方法は、以下の記事で詳しく解説しています。

不良在庫を発生させたくない方は、必ず読んでおきましょう。
在庫を持たないという選択肢もアリ
『せどり/転売には、不良在庫は付き物だ!』とお伝えしましたが、やり方次第では『不良在庫を一切発生させない』転売の仕組みを構築することも可能。
その方法というのが『無在庫転売』です。
注文が入った商品だけを後から仕入れることができるので、無駄な在庫を抱えず、金銭的なリスクを最小限に抑えながら運営できるという大きなメリットがあります。
事実、私が実践している方法だと
- 不良在庫を一切発生させず、
- 健全なキャッシュフローを維持し、
- 毎月手元のお金を確実に増やす
複数のECサイトで無在庫転売を実践し、月商500万円(利益50万円ほど)を安定して売り上げることに成功しています。※しかも、ほぼ完全自動化。
『無在庫転売/自動化の仕組み』をもっと詳しく知りたい方は↓コチラの記事へどうぞ。

最先端の無在庫転売の仕組みを全て公開しています。
まとめ
それでは、まとめです。
せどり/転売を実践するうえで、不良在庫は確実に発生します。仕入れ前にどれだけ対策をしても、
- 出品者が増えて、1か月以内に売り切れなかったり、
- 価格競争が起きて、販売価格が大きく下落したり、
- Amazonの在庫が復活したり、
↑こういった不確定要素が多い転売では、不良在庫を避けて通ることはできません。
不良在庫が発生した場合に取るべき行動は『損切』一択です。
損が確定している商品は、赤字(損)でもよいので早めに売ってしまい、被害の拡大を最小限にし資金を守ることです。
せどりにおいて『100勝0敗』は絶対に不可能。ライバルがいる以上、全ての商品で利益を出すのは無理な話。損切できる勇気を持ち、不良在庫を早めにお金に変えてしまいましょう。
また、モノレートというサイトを使って、仕入れの適正量を事前に把握することも重要です。

どうしても不良在庫のリスクを取りたくない方は、無駄な在庫を抱えず、金銭的なリスクを最小限に抑えながら運営できる『無在庫転売』という選択肢もアリです。
私が実践している『無在庫転売/自動化の仕組み』をもっと詳しく知りたい方は↓コチラの記事へどうぞ。

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