この記事は、以下の悩みや要望を持つ方におススメです。
- 副業せどらーでもインボイスに登録したほうがイイ?
- 年商1,000万円以下の場合はどうすればよい?
- インボイスに登録しないと売り上げが落ちるかどうか知りたい
はじめまして。物販とブログ運営をしている『サク』です。
結論を先に言ってしまうと
年商1,000万円以下の副業せどらーの方は、インボイス登録せずに『とりあえず様子見』でOKです。
理由は以下の2つ。
- せどり(転売)は「BtoC(個人相手の取引)」なので、インボイス制度に登録しなくてもあまり影響がない
- インボイス制度は経過措置があるから
2つの理由を詳しく解説するので、インボイス発行事業者への登録を悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
理由① せどり(転売)は「BtoC(個人相手の取引)」がメインだから
扱う商材によって個人差はあるのものの、せどり(転売)の場合「BtoC(個人相手の取引)」が大半を占めます。
例えば個人利用のためにAmazonからキーボードやマウスを買ったり、子供のためにゲームソフトを買うときに『請求書をもらう(ダウンロードして保存する)』ことってほとんどないですよね?
家計簿をつけるために必要な場合は別として「経費として落とすために請求書が必要」となるケースは、個人利用の場合はほとんどないはず。
つまり、取引相手がインボイスを必要としない個人消費者の場合『インボイス(適格請求書)を発行できるかどうか』はほとんど意識しない、つまりインボイスを発行できなくても売り上げにはほとんど影響がないのでは?というのが私の見解です。
理由② インボイス制度は経過措置があるから
インボイス制度は2023年10月に制度が実施されてから、6年間の経過措置が設けられています。
- スタートから3年間:免税事業者からの仕入れでも80%控除可能
- そこからさらに3年間:免税事業者からの仕入れでも50%控除可能
最初の3年間はインボイス(適格請求書)ではなく、今まで通りの請求書でも仕入れの80%が控除できる。
8割控除できるなら『まぁいっか』で、インボイス発行の可否を気にせずに購入してくれるお客様も結構いると思うんですよね。
また商材によっては『出品しているセラーが全てインボイス発行不可』なんてケースもあり、インボイス発行の可否があまり影響しないケースもあるかもしれません。
参考情報① インボイス登録はあとから取り下げできる
なんとなく必要だと思って登録したけど『やっぱ、インボイス登録取り下げたい…』という方は、2023年9月30日までなら、簡単に取り下げできます。
基本的には『取り下げ書を1枚』を国税局のインボイス登録センターへ郵送すればOK。
詳細はこちらのyoutube動画が参考になります。※取り下げ書のテンプレートも公開してくれています。
参考情報② Amazon インボイス制度の対応について
Amazonでは、「Amazonビジネス」と「Amazon.co.jp」において、販売事業者に代わって「適格請求書」を発行すると発表しています。
https://webtan.impress.co.jp/n/2022/10/28/43593
当然の対応なので発表自体に驚きはないんですが、それよりも
複数いるセラーの中から、インボイスを発行できるセラーかどうかを、どうやって判断するの?(購入者側の視点)
例えば、こんな感じでズラーっと並んでいるセラーの中から、
インボイス発行可能なセラーを見つけるには、何かしらのマークが無いとキビシイですよね?※そもそも、今カートを取得しているセラーがインボイス発行可能かどうかも分からないと結構キビシイ。
この辺の対応についてテクニカルサポートへ質問したところ、
何かしらの表記が追加される予定ではあるが、今のところ公式に発表できる情報はないとのことでした。
まとめ 結局は始まってみないと分からん
インボイス登録は『とりあえず様子見でOK』というのが見解ですが、〝始まってみないと分からない〟というのが正直なところです。
また、インボイス登録済みのセラーの方がカート取得率が優遇される?なんてこともあるかもしれません。
ただすべては予測の範囲でしかないので、
- インボイス登録はせずに、とりあえず様子見
- 2023/10/1以降の売り上げを確認
- もし登録しないことでのデメリットが大きければ、サクっとインボイス登録する
これでOKです。
フリーランス保護法なんて通すくらいなら、インボイス廃止すればイイのに..(遠い目)
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