どうも、サクです。
すでにご存じの方も多いかと思いますが。
2022年5月18日、楽天カード会員宛に以下のメールが届きました。
【重要】会員規約等改定のお知らせ【楽天カード株式会社】
⇒ 規約改定の詳細はコチラ ※楽天カード公式サイトへ移動します。
詳細は公式サイトを見ていただくとして、せどり・物販プレイヤーにとって影響が大きい箇所を抜粋します。
重要なのは(1)と(3)
- (1)クレジットカード現金化を目的とする商品の購入の禁止
- (3)資金調達または転売事業を目的とする商品の購入の禁止
(1)は、元々あった規約の文章が一部変更されただけ。
(3)は、今回の規約変更で新しく追加された最も重要な内容。
↓↓↓
分かりやすくいうと『せどり・転売の仕入れ目的で楽天カードを利用するのは禁止』となります。
万が一規約違反を楽天側から指摘された場合、楽天カードの利用停止&楽天会員のアカウント停止(垢バン)、更には獲得した獲得した楽天スーパーポイントは凍結(全額没収)という厳しい処置が待っています。
楽天ポイントせどりのみならず、店舗仕入れやネットショップ仕入れで楽天カードを利用している全てのユーザーに対してインパクトが大きい今回の規約変更。
楽天カードの利用停止・垢バンに対する影響範囲と、現時点での最善の解決策について詳しくお伝えしていきます。
【2022年6月12日~】楽天カードの会員規約変更内容について
まずは、楽天カード会員規約の改定前後の内容を確認しましょう。
第29条(カードショッピングの利用方法)
■改正前
2.加盟店に設置された端末機で、当社所定の手続きを行うことにより、売上票への署名に代える場合があります。また、電子商取引、通信販売、電話予約販売等当社が認めた場合には、会員は当社が指定する方法により会員のカードの提示、売上票への署名等を省略できるものとします。この場合、暗証番号又はカード裏面に記載されたコード等の照合を行うことがあります。また、当社が認めた場合には、カードの提示を省略し、これに代わる方法をとる場合があります。
10.会員は、現金化を目的として商品・サービス等の購入等にクレジットカードご利用可能枠を利用することはできないものとします。
https://www.rakuten-card.co.jp/agreement/card_member/revision/20220621/
■改正後
2.加盟店に設置された端末機で、当社所定の手続きを行うことにより、売上票への署名に代える場合があります。また、電子商取引、通信販売、電話予約販売等当社が認めた場合には、会員は当社が指定する方法により会員のカードの提示、売上票への署名等を省略できるものとします。この場合、暗証番号又はカード券面に記載されたセキュリティコード等の照合を行うことがあります。また、当社が認めた場合には、カードの提示を省略し、これに代わる方法をとる場合があります。
10.会員は、次の各号の行為のためにカードを利用してはならないものとします。
(1)クレジットカードご利用可能枠の現金化を目的とする商品若しくは権利の購入又は役務の受領。
(2)法定通貨として定められ流通している紙幣又は貨幣の購入。
(3)資金調達又は転売事業を目的とする商品若しくは権利の購入又は役務の受領。
(4)現金又はこれに類する経済的な利益を受けるため、加盟店又は第三者との間で、商品又は権利の買戻し又は譲渡を約束すること。
(5)法令に違反する事業者がする取引(無許可・無登録事業者が行う取引を含む。)につき法令に違反することを知りながらする取引。
(6)その他公序良俗又は法令に違反する取引。
今まであいまいな解釈であった「現金化」について、「転売目的の仕入れはNG」と明確に記載されることになりました。
楽天カード規約変更の経緯 ⇒『目立ちすぎた・やりすぎた』
今回の規約変更ですが、『目立ちすぎた・やりすぎた』ことが原因かなと感じています。
元々、楽天カードを含むクレジットカード会社の共通規約として『現金化を目的とした商品購入にクレカを使うことはできない』と明記されています。
10.会員は、現金を取得することを目的として商品・権利の購入または役務の提供などにカードのショッ
ピング枠、ショッピング残高枠(第19条第2項に定めるものをいう。)を利用すること(以下「ショッピング枠現金化」という。)はできません。
※JCBカード会員規約より引用
https://www.jcb.co.jp/terms-and-conditions/
また楽天では、以前から『転売・換金目的での複数注文』をマークしていて、
悪質と判断されたユーザーは『アカウント閉鎖&獲得したSPUの全額没収』という厳しい措置が取られていました。
それに加えて某有名Youtuberが『せどり動画』をアップしたことで、ユーザー数が急激に増加。その影響で極端にマナーが悪ユーザーも増えて
- 禁止されている複数アカウント運用でのスイッチ大量購入
- 楽天パシャのレシート使いまわし
- 注文後の大量キャンセル
こういった不当行為が増えたことで、楽天側で『さすがに放置できない!』と判断されたことが、今回の規約変更につながったのでは?というのが個人的な見解です。
楽天せどりツール開発者のもとに『楽天の顧問弁護士から警告がきた..?』という話も聞くので、楽天もいよいよ本腰を入れて対応を検討しているのかもしれません。
実際のところ、楽天カードの利用停止や楽天のアカウント凍結(垢バン)はあるのか?
ここに関して推測の域を出ない個人的な見解となりますが。
せどりの仕入れに楽天カードを利用しても、その利用者全てが利用停止・垢バンになるというのは、正直考えにくいのでは?と思っています。
また転売目的ではなくても
- 会社の備品ストックによる大量購入
- 余興の景品をまとめ買い
など、様々な用途で楽天から商品を大量に購入している方も間違いなく存在します。
これらすべてにおいて、カード会社が転売目的かどうかを疑い始めるとキリがないですし、利用者全ての利用状況を調査するには、膨大な時間が必要
実際に転売しているかどうかを調べつくすのは、事実上不可能です。
そう考えると、規約を盾にカード利用が停止されるケースはそれほど多くは無いのでは?というのが個人的な見解です。
せどり・転売目的の仕入れと認識される可能性がある具体例【高額商品の大量買いに要注意】
『規約を盾にカード利用が停止されるケースはそれほど多くは無いのでは?』とはいうものの、楽天側の監視が厳しくなっていることは間違いありません。
転売目的と判断されやすい典型的な例が『現金化されやすい高額商品の大量買い』です。
- 人気ゲーム機本体(switch・PS5など)
- アップル製品(iPhone、iPad、macbookなど)
- 家電製品
- ギフトカード
- ハイブランド製品
『ゲーム機10台とか』『コーヒーメーカー10台とか』
頻繁に購入することが無い〝単価の高い商品〟を毎月何台も購入しているアカウントは、目を付けられる可能性はあります。
(見せしめ的に、利用額が多いアカウントが停止されることはありそう)
楽天側にマークされやすい行動も控えよう
高額商品の大量買いの他、一般利用の範囲を超えたカードの使い方をすることで、楽天側にマークされるケースもあります。
毎月のカード利用額が一般的な範囲を大幅に超えている
日本の年収の中央値が約400万円に対して、毎月のカード利用額は4~6万円程度が一般的です。
にもかかわらず、カード発行時に年収300~400万円と申告している方が、毎月50万円以上もカードを使うのは一般的な範囲を大幅に超えていますし、どう考えても不自然ですよね?
せどりの仕入れ目的なら50万円は軽く超えてしまいますが、それを毎月繰り返している楽天から目を付けられる可能性もあります。
カードの繰り上げ返済を何度も行っている
クレジットカードの繰り上げ返済とは、毎月の返済額とは別に、まとまった額をカード会社へ返済することです。
繰り上げ返済をした金額分だけカードの利用額が復活するため、カードを仕入れ用途に使っている場合は良く利用される方法です。
先ほど紹介したカードの高額利用と同様に、繰り上げ返済を頻繁に行う事で転売目的と判断される可能性はあるでしょう。
楽天のショップ側から注文を頻繁にキャンセルされている
転売目的の仕入れと認識された場合、楽天に出店しているショップの判断で注文が全てキャンセルされるケースもあります。
出店しているショップから「転売目的」という報告が多数挙げられると、ペナルティを受ける可能性が高くなります。
楽天カードが利用停止になったらどうなる?
実際に『楽天カードが利用停止&楽天会員が垢バン』された場合の影響範囲を考えてみましょう。
- 楽天カードの利用停止
- 楽天アカウントの利用停止(垢バン)
- 獲得した楽天ポイントの全額没収
- 停止されたアカウントに紐づく各種楽天サービスの利用停止(利用停止は電話で解除できるケースも)
- 紐づくIPアドレスを利用している複数アカウント&家族アカウントの利用停止
楽天カードの利用停止&垢バンだけではなく、獲得した楽天スーパーポイントは凍結(全額没収)されます。
また、停止されたアカウントで利用している楽天銀行、楽天モバイルなど、各種楽天サービスへのログインも一時的に不可となります。※各サービスに連絡をして解除申請を行う必要あり
さらに、利用しているIPアドレスの紐づけにより、家族アカウントの利用停止、複数アカウントを運用している方はそれら全てが一気に停止になる可能性もあります。
想像以上に影響範囲が大きくなっちゃうね….
せどり・物販だけではなくプライベートにまで影響が及ぶ可能性があることを理解しておきましょう。
楽天カード せどり禁止・転売禁止に対する解決策⇒ビジネスカードを使おう
今回の規約変更により、楽天カードは『せどり・転売の仕入れ目的で楽天カードを利用するのは禁止』というルールが明確になりました。
ただ、楽天カード以外の他のクレジットカードの規約でも『現金化を目的とした商品購入にクレカを使うことはできない』と記載されているケースがほとんどです。
10.会員は、現金を取得することを目的として商品・権利の購入または役務の提供などにカードのショッ
ピング枠、ショッピング残高枠(第19条第2項に定めるものをいう。)を利用すること(以下「ショッピング枠現金化」という。)はできません。
※JCBカード会員規約より引用
https://www.jcb.co.jp/terms-and-conditions/
現金化と転売の線引きは難しいところではありますが、少なからずカード利用停止のリスクがあることは間違いありません。
もし、仕入れにおけるカードの利用停止が不安な方は『ビジネスカード』を利用することをおススメします。
ビジネスカードってなんでしょう?(なんとなく聞いたことはあるけど、イマイチ良く分かってないです)
ビジネスカードとは個人事業主・中小企業向けのカードのコト。主に事業の経費(交通費・公共料金・交際費)を支払うことができます。
私はセゾンコバルト・ビジネスアメックスカードを
愛用しています。
厳密にいうと、セゾンカードも転売用途でのカード利用は規約で禁止されています。
ただし『商用利用OKのビジネスカード』は話が別。私はセゾンカードの営業担当が専属で付いているので、
せどりや物販の仕入れにビジネスカードを使うのって、どうなんでしょう?
と聞いてみたところ、
あ、全然問題ないですよー!(あっさり)
とお墨付きをいただきました。事実、セゾンコバルト・ビジネスアメックスカードを仕入れ用途で2年以上使っていますが、利用停止はモチロン、カード会社から指摘を受けたことも一度もありません。
名前の通り『ビジネス用途に使うカード』なので、通常のカードよりも安心して利用できるのは間違いないですね。
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ただし、セゾン公式サイトから申し込んでしまうと、もらえるAmazonギフト券が『1万円⇒8,000円にダウン』するのでご注意ください。
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【10,000円分のアマギフがもらえる】、セゾンコバルト・ビジネスアメックスカードの特別キャンペーンは、↓の記事で詳しく解説しています。
【要注意!】楽天ビジネスカードも、せどり・転売の仕入れはNGです
楽天でも、年会費が比較的安い『楽天ビジネスカード』を発行しています。
同じビジネスカードなら、年会費が安い『楽天ビジネスカード』で良いのでは?
と思うかもしれませんが。
今回『せどり・転売の仕入れ目的で楽天カードを利用するのは禁止』というルールが追加されたのは
楽天カード&楽天ビジネスカード共通の規約
となります。
各カード共通の規約、つまり楽天ビジネスカードで仕入れをしても、通常のカード同様に規約違反となることは間違いないので気を付けましょう。
まとめ ビクビクするぐらいなら〝ビジネスカード〟使いましょ
以上、楽天カードの規約変更、せどり禁止・転売禁止・垢バン・利用停止に関する考察でした。
記事内でもお伝えしたように、仕入れに楽天カードを使っている全ユーザーが今すぐに『一気にまとめてアカウント停止!』ということは、正直考えにくいです。
また、転売目的と判断されないように
- 高額商品の大量購入は避ける
- カードの利用額を一般的な範囲内に収める
- 繰り上げ返済を頻繁に行わない
という対策を実施するのも1つの方法です。
また、楽天側が「せどり・転売禁止」という態度を明確に示した以上、見せしめ的に利用頻度が多いアカウントが停止される可能性はかなり高いと思います。
今回の規約変更は、楽天側の本気度が伺えますね。
特に楽天ポイントを収益の柱としている方は悩ましいところではありますが、
- アカウントが閉鎖されたらどうしよう….
- せっかく貯めたポイントが全額没収されたらヤバい…
とビクビクしながらせどりをしても、精神的にストレスがたまるだけ。
ビジネスのストレスは生活全般のイライラにもつながり、他のストレスにも派生しちゃうんですよ。
そんなことで悩むくらいなら、バシッと気持ちを切り替えて、安心・安全なビジネスカードを使って仕入れをするをおススメします。
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こういったキャンペーンは後回しにすると『すぐに終了する』こともあるので、早めに申し込んでおくのが吉です。
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