この記事は、過去に無在庫転売を実践していた際に執筆したものです。
※掲載されている情報は、現在では通用しない古い内容も含まれているので、参考程度でご覧ください。
無在庫転売の基礎知識・2024年現在の無在庫転売の状況は、↓コチラの記事で詳しく解説しています。
いつも使い慣れている『Amazon』で無在庫転売を始めようと思っている方は要注意。
結論を先に言ってしまうと『Amazonで無在庫転売をやると垢バンになる可能性が高い』です。
垢バンされると、商品の販売が停止され、Amazonの売上金が全て保留されるという最悪の状況になります。Amazonで無在庫をやるのはヤメておきましょう。
この記事では、Amazonで無在庫転売をやってはいけない理由と、解決方法(無在庫転売でおススメの販路)についてお伝えします。
ブログ記事を解説した動画はコチラです。
動画と文章、どちらも見ていただくことでより理解が深まりますので、ぜひご活用ください。
『売れてから⇒仕入れる』無在庫転売は在庫を確保できない可能性がある
無在庫転売は『商品が売れてから⇒仕入れを行う』というスタイルです。つまり『注文が入ってから在庫を確保しなければならない』ということ。
ただし、注文が入った後に在庫を100%確保できるかというと、そうではありません。
- 商品が在庫切れで、もう入荷する予定がない
- 商品の入荷までに1週間以上も時間がかかる
仕入れ先の在庫状況を逐一チェックしていないと『売れたのに在庫を確保できない』という問題に直面することになります。
在庫を確保できなければ、
- 商品の発送が遅れてしまう。
- 注文をキャンセルしなければならない。
選択肢はこの2つしかありません。
そしてこの2つの選択肢こそが、Amazonのアカウント停止に大きく影響してきます。
Amazonアカウントの健全性を評価数する2つの数値
Amazonは、出品者のアカウントの健全性を評価する指標として、以下2つの数値を重要視しています
- 出荷遅延率(目標値:4%未満)
- 出荷前キャンセル率(目標値:2.5%未満)
この2つの数値が具体的に何を意味しているのかを解説します。
出荷遅延率(目標値:4%未満)
出荷遅延率とは『出荷予定日までに商品を発送できたかどうかの割合』のコトです。
出荷遅延率は、10日間または30日間の注文のうち、出荷通知が出荷予定日より後に送信された注文の割合です。 出荷遅延率は、出品者出荷にのみ適用されます。
購入者がオンラインで配送のステータスを確認できるよう、出荷予定日までに出荷通知を送信することが大事です。 出荷通知の送信が遅れると、購入者からの保証申請や否定的な評価、お問い合わせが増え、顧客満足指数に影響をおよぼす可能性があります。
Amazonのポリシーでは、Amazonで出品するためには、出荷遅延率を4%未満に抑える必要があります。 出荷遅延率が4%以上になると、アカウントが利用停止になる場合があります。
※Amazonセラーセントラルより引用
全体の注文数のうち、出荷遅延率が4%を超えるとアカウントが利用停止になる可能性があります。
出荷前キャンセル率(目標値:2.5%未満)
出荷前キャンセル率とは『出品者の都合でキャンセルされた注文の割合』のコトです。
出荷前キャンセル率は、指定された7日間の注文の合計のうち、出品者の都合でキャンセルされた注文の割合です。出荷前キャンセル率は、出品者出荷にのみ適用されます。
この指数には、購入者がAmazonアカウントで注文キャンセルのオプションからキャンセルを依頼した注文は除き、出品者がキャンセルしたすべての注文が含まれます。購入者がAmazonで直接キャンセルした保留中の注文は対象とはなりません。
Amazonのポリシーでは、出品者がAmazonで出品する場合、キャンセル率を2.5%未満に抑える必要があると定めています。キャンセル率が2.5%以上になると、アカウントが利用停止になる場合があります。
※Amazonセラーセントラルより引用
全体の注文数のうち、キャンセル率が2.5%を超えるとアカウントが利用停止になる可能性があります。
発送遅延&注文キャンセルを連発すると、Amazonアカウントが停止します。
このように、Amazonでは『発送遅延&注文キャンセル』をかなり厳しくチェックしており、設定された目標値である、
- 出荷遅延率(目標値:4%未満)
- 出荷前キャンセル率(目標値:2.5%未満)
↑この2つの数値が悪化してしまうと、アカウント停止の危険性が非常に高くなります。
そして無在庫転売の場合、仕入れ先の在庫状況を正確に把握しておかなければ『出荷遅延&注文キャンセル』は頻繁に起こりえます。
『結果、Amazonのアカウントが停止される可能性が極めて高くなる』
キャンセルや発送遅延に対して非常に厳しい措置を取るAmazonと、キャンセルや発送遅延が起こりやすい無在庫転売は、正直最悪の組み合わせです。
やってできないことはありませんが、商品の販売停止&売上金が全て保留されるというのは余りにもリスクが大きすぎるので
『垢バンになる可能性が高いAmazonで、無在庫転売をやるのはヤメておきましょう』
というのが私の結論です。
無在庫転売おススメの販路は『ヤフショとWowma』
では無在庫転売をやるにあたって、Amazon以外のどこのECショップで販売すればよいかというと、私のおススメは
『Yahoo!ショッピング(ヤフショ)とWowma』です。
この2つのショップは、キャンセルや発送遅延に対してAmazonほど対処が厳しくありません。
また『Amazonから仕入れて ⇒ ヤフショ・Wowmaで売る』というスタイルなら、
- 注文から商品到着(発送)が速い
- 商品の在庫が豊富(在庫切れのリスクが少ない)
↑Amazonの最大のメリットであるこの2つのポイントが無在庫転売をやるにあたって、大きなアドバンテージとなります。
という質問の答えは、こちらの記事の中に書いてあります。
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無在庫転売の仕入れ先について
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