Amazon FBAで販売している商品に、1注文当たりの購入制限(個数制限)を設定したい!
Amazonでは、競合セラーの妨害目的で「相手の商品を大量注文⇒キャンセル」を繰り返し、その間商品を販売できなくしてしまう「保留テロ」という嫌がらせ行為があります。
保留テロを防ぐための対策はいくつかありますが、中でも効果が高いものが「購入数制限(最大注文可能数)」を設定することです。
購入数に制限をかけておくことで、1回の買い物での大量注文を防ぐことができ、保留テロを抑止することができます。
この記事では、
- 購入数制限(最大注文可能数)を設定する方法
- 購入数制限の効果的な対策術
この2点をメインに、具体的な方法を解説します。
購入数制限(最大注文可能数)を設定する方法
早速ですが、購入数制限を設定する方法を解説します。
ここに入力した個数が、一度の注文で最大注文可能な個数となります。
最後に画面最下部の「保存して終了」をクリックし、設定を保存すれば完了です。※設定が反映されるまで、長いと15分ほどかかります。
最大注文可能個数は何個にするべきか?
最大注文可能個数は何個に設定すればよいでしょうか?
ここは商品の性質や単価によって、設定すべき個数が変わってきます。
扱う商品には個人差があるため一概には言えませんが、基本的な考え方として
- 単価の安い商品 or まとめ買いがされやすい商品(主に消耗品) ⇒ 制限なし
- 単価の高い商品 or まとめ買いがされにくい商品 ⇒ 1個
このルールに沿って設定をすればOKです。
単価の安い商品 or まとめ買いがされやすい商品(主に消耗品) ⇒ 制限なし
例えば私が扱っている「小型軽量商品」は1に該当し、まとめ買いもよくあるので購入制限はつけていません。
5個~10個程度のまとめ買いは、ざらにあります。
消耗品&単価の安い商品の場合は制限なしでOK、仮に制限を付けるとしても「5~10個の間」で設定しておけばOKです。
単価の高い商品 or まとめ買いがされにくい商品 ⇒ 1個
次に「単価の高い商品 or まとめ買いがされにくい商品」の場合ですが、これは「1個」に設定しておきましょう。
まとめ買いの可能性がゼロとは言えませんが、それよりも保留テロの影響度を少なくする方が重要度は高いので、最大注文可能個数は「1個」に設定しておきましょう。
保留テロを100%防ぐことはできない
最大注文可能個数を設定することで保留テロの影響を減らすことはできますが、
残念ながら、保留テロを100%防ぐことはできません。
最大注文可能数は、あくまでも「1回の注文で購入できる数」を制限しているだけで、注文の回数を制限することはできません。
つまり「1回の注文で1個 × 30回注文」と、何度も繰り返し注文することは可能なため、回数を増やした嫌がらせは防ぎようがありません。
「1個しか買えない」時点である程度の抑止力にはなりますが、もしそれでも保留テロ等の嫌がらせを受けた場合は、すぐにAmazonへ通報しましょう。
■ 保留テロをAmazonへ通報する方法
ASIN、注文番号など、分かる範囲の情報をできる限り入力しましょう。
以前はテクニカルサポートへ通報するしか方法が無かった(しかも何もしてくれない..)んですが、今はこうして専用の通報フォームが準備されています。
以下の方法のいずれかで、出品者様のビジネスに危害を加えようとしている可能性のある別の出品用アカウントを報告するには、このフォームを使用してください。
出品者の在庫を保留とする目的で、出品者の商品を注文する。
出品者の商品の評価を下げる目的で、出品者の商品に否定的なレビューを残す。
出品者の商品に不快な情報を提供する。
出品者に対して虚偽の否定的な評価を残すことを目的として、商品を注文する。
出品者のビジネスに危害を加えるため、他の出品者が試みようとするその他のケース。これらの出品用アカウントの目的は、出品者様の正当な販売を停止に追い込むこと、または購入者やAmazonに対する出品者様の信用を傷つけることである可能性があります。
調査を進めるために、以下の「注文番号」ボックスに最大10件のサンプル注文番号を入力し、危害に晒されているASINを選択してください。また、関連するレビューID、不適切または脅迫的な内容のメッセージ、疑いのある出品用アカウントの情報、調査の裏付けとなる背景情報も提供してください。
https://sellercentral.amazon.co.jp/abuse-submission/form/inventory-hold
Amazon側でも保留テロがあることを認識し、それに対して対策を行うという姿勢の表れでしょう。
プラットフォーム全体の秩序を守るためには、もし保留テロ受けた場合は必ず通報をすることを忘れずに!
まとめ
- 購入数制限は1つ1つ個別の商品ごとに設定が可能
- 単価の安い商品 or まとめ買いがされやすい商品(主に消耗品) ⇒ 制限なし
- 単価の高い商品 or まとめ買いがされにくい商品 ⇒ 1個
- 保留テロを100%防ぐことは不可能
- もし保留テロを受けたら必ずAmazonへ通報しよう
保留テロを100%防ぐことはできませんが、購入数制限を付けることでかなりの抑止力にはなるハズです。
同じセラーから何十回も繰り返し購入するって、どう考えても異常な行動なので。Amazon様には厳しく対処してほしいところです…(切実)
本記事で紹介した購入数制限の他、「コンビニ決済を無効化する」のもかなり効果が高いので、こちらの設定も一緒に済ませておきましょう。※手順はコチラの記事で詳しく紹介しています。
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