どうも、サクです。
#公式LINEマガジンで中国輸入の配信をしたところ、
中国輸入って『OEM』のことですよね?
仕入れ資金が50万円以上ないと厳しいって聞いたことがあるんですが?
というコメントを沢山いただいたので、その誤解を解くための記事をアップすることにしました。
結論を先に言っておくと、
- 『中国輸入=OEM』ではない
- 資金が5万~10万円程度でも中国輸入は実践可能
これから中国輸入を始めようと思っている方は、ぜひ参考にしてください。
中国輸入⇒Amazon販売の3つのパターン
中国輸入商品をAmazonで販売する方法は、大きく以下3つのパターンに分けられます。
- 中国のノーブランド品を、Amazonで相乗り販売する
- 中国で生産したオリジナル商品(OEM製品)を、Amazonのオリジナルカタログで販売する
- 中国のノーブランド品を、Amazonのオリジナルカタログで独占販売する
① 中国のノーブランド品を、Amazonで相乗り販売する
私が初めて中国輸入を実践した6~7年前?に流行していたのは①の方法ですね。
誰かが作成したAmazonカタログを間借りして、全セラーが相乗り販売。
↓↓こんな商品です(出品者が12名もいますね)
商品ページも中国サイトから持ってきた画像をポーンと乗せるだけの簡素なもの。
画像検索を使えば、仕入れ先情報は簡単にヒットするので、
↑この商品を仕入れて、同じカタログで相乗り販売するだけです。
いまだに実践している方もいるようですが、
- せっかく作成したカタログに無断で相乗りされる
- 他セラーが品質の悪い商品を販売してバッドレビューが増える
- 結果、カタログが荒れて売れ行きが悪くなる
中国製品って、見た目が同じでも生産する工場によって品質が大きくバラつくため、
品質が悪い商品を販売するセラーが複数いると、すぐにバッドレビュー増えてが売れ行きが落ちてしまう。
短期的には稼げますが、長期目線で見ると正直メリットが1つも見当たらないので、この方法はやめておいた方が良いでしょう。
一番手軽に始められますが、長く稼げる方法ではないです。
② 中国で生産したオリジナル商品(OEM製品)を、Amazonのオリジナルカタログで販売する
OEM(Original Equipment Manufacturer)とは、あるブランドの商品を、別のブランドが委託を受けて製造することを指します。
分かりやすいところだと『車』ですね。見た目は同じだけど名前が違う車ってあるじゃないですか?
- ダイハツ・ブーン → トヨタ・パッソ
- ダイハツ・ムーヴ → スバル・ステラ
- スズキ・ソリオ → 三菱デリカD:2
↑これがOEMの分かりやすい例ですね。A社が開発・製造した車を、別のB社が仕入れて自社ブランドの車として販売する。
ただ中国輸入の場合は、本来の意味とは少しずれて浸透しているので、
『OEM=オリジナル商品』とイメージしてもらう分かりやすと思います。
完全オリジナル製品を自社で作成したAmazonカタログで独占的に販売。他のセラーに相乗りされることなく、長く安定して販売できるのが大きなメリット。
デメリットは『大きな仕入れ資金が必要』な点です。
ノーブランド品のように3点や5点といった小ロットで購入することはできず、500ロット、1,000ロット、10,000ロットと大量生産を強いられるので、必然的に仕入れに必要な金額も大きくなります。
一撃の爆発力はありますが、資金が無い方が手を出すのは非常に危険。
『中国輸入=OEM』と誤解している方にとって『仕入れ資金が50万円以上ないと厳しい』というのはあながち間違ってはいませんが、OEM以外の方法で中国輸入を実践すれば、ここまで大きな資金を用意する必要はありません(↓で説明します)
③ 中国のノーブランド品を、Amazonのオリジナルカタログで独占販売する
最後に紹介するのがコチラの方法。
私がAmazonで販売している中国商品は
中国サイトで誰でも仕入れができるノーブランド品を、Amazonのオリジナルカタログで販売する。
8割方がこういった商品です。
ノーブランド品を扱うので①の方法と同じように見えますが、Amazon商品カタログを作成する際にある工夫をすることで、他セラーの相乗りを防ぎ、自分一人だけで独占的に販売することができます。
仮に相乗りされても『警告テンプレート』を送れば、相乗りは簡単に排除可能。
一度に大量に仕入れをする必要もないので、手持ち資金5~10万程度でも実践可能。
■ 400円仕入れで月利6万円?
私がサポートしている方の中には、
- 400円仕入れ(中国からの国際送料含む)
- AmazonFBAで1,400円販売
- 利益額:400円くらい
- 月間で150個販売(400円×150個=利益6万円/月)
↑こんな商品を扱っている方もいます。400円の低単価仕入れで毎月6万円の利益なら悪くないですよね?
OEM製品のような爆発力はありませんが、1商品で毎月5~10万円稼いでくれる商品をコツコツ増やす。
仮に1つの商品がつぶれても他でカバーできるよう、時間をかけて複数の柱を構築するイメージです。
- 小ロットから仕入れができるので、小資金でも実践可能
- やり方によっては、Amazonのオリジナルカタログで独占販売可能
- 商品数を増やしやすいので、1つの商品がつぶれても他の商品の売り上げでカバーできる
OEMがやりたいの?それともお金を稼ぎたいの?
前置きが長くなりましたが、この記事で私があなたに伝えたいことは
- 自社ブランドのイメージを確立して、思い入れのあるオリジナルOEM製品を世に広めたいのか?
- 中国輸入を通じて、とりあえず安定してお金を稼げるようになりたいのか?
あなたがやりたいことは、どっちでしょう?(少しだけ考えてみてください)
これはOEMが良いとかノーブランド品が悪いとか、そういったことではなく、自分の置かれた状況とか価値観の問題です。
もちろん『品質の良い商品をお客様に届けたい!』という気持ちはありますし、購入した方から良いレビューをもらうと『頑張ってよかったなぁ』と嬉しい気持ちもあります。
ただ『この商品はここがポイントで!』とか『この商品にはこんなこだわりが!』みたいな思い入れは全くなくて、ハッキリ言ってしまうと『儲かるから中国輸入をやっている』だけ。
気持ち的には、せどり・転売をやっていた頃とほとんど変わらないかも。
- OMEはお金も時間も手間もかかるし、単純にお金を稼ぐだけならノーブランド品を販売した方が圧倒的に楽。
- 単価が安いので手持ち資金5~10万円程度でも十分実践できるし、万が一失敗してもダメージは最小限で済む。
- 利益が出るならどんな商品でも扱うし、売り上げが落ちてきた商品はスパッと切って次に進む。
元々『モノ』に対するこだわりが無いサバサバとした性格なので、今のこのやり方が性に合っているんですよね。
『なんか冷めた考え方ですね..』と思うかもですが、自分の価値観に合わないビジネスをしても長続きしないですよ。
- オリジナル製品(OEM)を作りたいのか?
- 単純にお金を稼ぎたいのか?
ここをあやふやにしたまま〝なんとなーく〟中国輸入を始めると確実に失敗して、間違いなく後悔します(あなたの大切なお金も失うことに)
OEMをやるにしても、何も経験がなかったらトラブルに対応できないしね。
どうしても自社ブランド商品をやりたい方は、まずはノーブランド品の販売からスタートして、資金が増え・スキルがついてきた段階でOEMを検討すればよいかと。
まとめ
中国輸入に限らず、物販は『仕入れありき』なので、潤沢な資金を持っている方が有利なのは間違いありません。
ただ、今この記事を読んでいる方、これから中国輸入を始めようと思っている方で、仕入れ資金を湯水のようにジャブジャブ使える方なんて、まずいないですよね?
(そんな人がいたら、そもそも中国輸入なんて興味ないだろうし)
であれば『OEMで自分の好きな商品を作りたい』とか『こここだわりたい!』とか、そういうのは二の次三の次で、
『とにかくお金を稼ぐこと』に注力すべき。
『稼ぎたい!から中国輸入をやる』のが本質で、自分が好きな商品を売りたいから中国輸入をやるのは〝ただの自己満足〟。この方法では利益は出ないと思った方が良いです。
仕事とやりたいことは別で考えましょう!ってことですね。
『中国輸入は大量の資金がないと稼げない!』とうたっている方は〝ただのポジショントーク〟ですし、特に『中国輸入の高額コンサル・高額スクール』はそういった情報を流しやすい傾向があります。
変な情報に惑わされないように、まずはノーブランド品販売で資金と経験を積み上げていきましょう。
それでは。
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