リサーチをしているとこういう商品を見かけること、
ありませんか?
普段16000円くらいの商品なのに、7988円に値下がりしてる!
こんな商品を見つけたら、即効刈り取ろうと思いますよね。
ところが・・・
刈り取ろうとすると、気づくことが。
大量の在庫数。
評価の少なさ。
そして自己発送。。
怪しさ満点です。
このような出品者からは絶対に刈り取ってはいけません。
なぜなら、Amazon詐欺を行っている出品者の可能性が高いからです。
今回は、最近多発してせどらーの間で話題になっている、
「Amazon詐欺」についてお伝えします。
Amazon詐欺とは?
今はやりの、Amazon詐欺とは、
「商品を相場より安く出品し、購入されても商品は送らない」
という手口です。
こちらは知らずに代金を支払いますので、当然お金は奪われてしまいます。
この詐欺を行っている側は、そもそも在庫を持っていません。
無在庫出品でお金だけ奪って消えていくわけです。
特に、ランキングが高い人気商品で多発しているようです。
商品カテゴリーは問わず、
ほぼすべてのカテゴリーで目撃されています。
実際に僕がリピートで販売していたこちらの商品も、
上の二人のセラーが詐欺出品者です。
詐欺出品者は増えたり減ったりを繰り返していて、
僕が確認したときは、最大で、
「10人の出品者中、7人が詐欺出品者!」
という異常事態になっていました。
ここまで詐欺出品者が増えてしまうと、
適正価格で出品している商品は、全く売れなくなってしまいます。
Amazon詐欺の目的は?
考えられる目的は、以下の通りです。
【Amazon詐欺の目的】
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3.4.については、どういうことかというと、
例えば、大人気のこの商品、
Keepa(キーパ)のグラフを見てみると、このようになっています。
この商品の相場は38000円ほどです。
それが、突然10000円以下になっている瞬間が見られるのが分かると思います。
自動価格改定ツールを使っている場合、
この値下げにつられて、
気づかない間に自動で10000円以下に値下げしてしまっていた。。
ということがあり得ます。
これを利用して、
意図的に値下げをして、つられて値下げした出品者から在庫を刈り取る。
このような悪質な行為の可能性があります。
刈り取ること自体が目的の可能性もありますし、
ツールを使った出品者を排除したいがために行っている可能性もあり得ます。
どちらにしても、非常に悪質です。
ちなみに、僕が最近販売していたこちらの商品。
詐欺出品者の見分け方
こんな詐欺の被害には、絶対にあいたくないですよね。
詐欺の被害にあわないためには、
詐欺出品者の特徴を把握しておくことが重要です。
ここで、詐欺出品者の特徴を知っておきましょう。
【詐欺出品者の特徴】
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自己発送、評価数
先ほどの出品者もそうですが、例えば、この出品者。
任天堂スイッチの商品ページで見つけました。
あまりにも安すぎる値段をつけているので、怪しいです。
そのうえ、自己発送で、評価の数が少ないことがわかります。
商品説明
商品説明は空欄です。
商品説明は、記載されているとこのように表示されます。
最後につけられた評価の日付
評価の詳細を確認してみると、
最後の評価が2010年の10月!
もうだいぶ前のものですね。
このアカウントは、しばらく使われていなかったということが推測できます。
出品している商品数
ストアフロントも確認してみると、
数千~1万点の出品はありませんでしたが、
人気商品ばかり131点出品していました。
この出品者は、先ほどの詐欺出品者の特徴の項目に、いくつもあてはまります。
このように確認してみて、怪しいと感じたら詐欺出品者の可能性がありますので、
絶対に購入してはいけません。
詐欺出品者の正体は?
詐欺出品者の正体な何者なのでしょうか?
この詐欺は、
アカウントを所持している本人が行っているわけではないと推測できます。
アカウントを乗っ取り、詐欺に利用している人がいると思われます。
いわゆる「ハッカー」による、乗っ取りです。
いろいろと調べてみたところ、
何年も使われていないアカウントをハッカーが乗っ取り、
何らかのシステムを使って大量出品している可能性があります。
アカウントの乗っ取り。
恐ろしいですよね。
このような乗っ取ったアカウントを利用した詐欺が多発しているということは、
僕や、あなたのアカウントも乗っ取られる可能性がある
ということに他なりません。
乗っ取り防止対策をしよう
アカウントを乗っ取られないために、今すぐにできることは、
アカウントのセキュリティ強化です。
自分のアカウントを守るためですので、
手間を惜しまず、すぐにでもやってしまいましょう。
方法は2つ。
【アカウントのセキュリティ強化方法】
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パスワードを複雑化する
セラーセントラルにログインするときのパスワードを、
単純だったり、短すぎたり、推測しやすい文字列にしている方は、
今すぐ複雑なものに変更しましょう。
Amazonのパスワードは、
実は6文字から128文字まで設定することができます。
詐欺が多発している今、6文字のパスワードは言語道断です。
また、数字、特殊記号も使うことができる上、
大文字小文字の区別も可能なので、思いっきり複雑なパスワードにすると良いでしょう。
また、Amazon以外のサイトで使っているパスワードを設定することは避けましょう。
2段階認証の設定をする
2段階認証は、セラーセントラルから設定することができます。
ログイン設定を開く
まず、セラーセントラルにアクセスし、
「設定」→「ログイン設定」を開きます。
高度なセキュリティ設定を編集する
「高度なセキュリティ設定」→「編集」をクリック。
設定を開始
コードを受け取って入力する
テキストメッセージ(SMS)か認証アプリを用いてコードを受け取ります。
どちらの方法でも簡単にコードが取得できますので、
お好きな方でどうぞ。
コードを受け取ったら、それをここに入力し、
「コードを確認して続行」をクリックします。
最終確認とコードの入力不要のチェック
画面の説明を読んだら、
「同意して2段階認証を設定にする」をクリックします。
自分しか使わないPCの場合は、
「この端末ではコードの入力は不要です。」にチェックを入れると、
そのPCでは認証コードを入力しなくてもログインできるようになるので、
チェックをいれておいても良いでしょう。
設定完了!
設定ができたら、以降、ログインするときに、
パスワードを入力した後、このような画面が表示されて、
認証コードを入力しなければログインできないようになり、セキュリティが強化されます。
まとめ
今回は、多発中のAmazon詐欺とその被害防止策についてお伝えしました。
Amazonで刈り取りや、何かを購入する際は、
絶対にこのような出品者からは購入しないようにしましょう!
【詐欺出品者の特徴】
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また、自分のアカウントを乗っ取りから守るために、
対策を行ってセキュリティを強化しておきましょう。
【アカウントのセキュリティ強化方法】
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絶対に詐欺にひっかからないように、
アカウントを乗っ取られないように、
自分の身をしっかり守れるように、ぜひこの情報を参考にしてくださいね。
それでは。
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