トレンドせどりテンプレート

トレンド（Trend）とは時代の流行・潮流のことで、市場分析・動向分析の分野で使われることが多いワードです。

せどり・転売においては、SNSやテレビで取り上げられたことをトリガーに「需要が急増 ⇒ 価格上昇・品薄』になる商品のことを、トレンド商品と呼びます。

トレンドせどりは、そんなトレンド商品をいち早く見つけ利益を得る方法です。

トレンドせどりのメリット

超高回転で売れるためキャッシュフローが良い

『良く売れる商品を扱う』ことは物販の鉄則ですが、その中でもトレンドせどりは『需要が急激に増加している商品』を扱うため、出品した直後に完売など超高回転で売れるケースが大半です。

『仕入れ ⇒ 資金回収』までのサイクルが早くなるため、自然とキャッシュフローも改善していきます。

需要が爆発するため高利益が得られる

トレンド商品は『需要と供給のバランスが大きく崩れる』＝『需要が爆発している』ため、〝多少高くても今すぐ買いたい！〟という層が一定数出てきます。

中には〝定価の2倍以上〟というケースも少なくないため、通常のせどりと比較して高利益を得ることが可能です。

常に新しい商材が生まれ続ける

20年ほど前までは、大きなメディアと言えば『テレビ』しか存在しませんでした。

ですが、2023年現在ではテレビの他に、

など、様々なメディア（SNS）が存在します。※20代・30代の若者には、テレビよりもSNSのインフルエンサーの方が影響力があるケースも。

これだけ多数のSNSが発達した現在では、毎日何かしらのトレンドが発生し続けているため『トレンドのネタが無い』『仕入れる商材が見つからない』といったことは、まずあり得ません。

話題の大きさにによって、商材の価格がどれだけ高等するかには差が生じますが『常に新しい商材が生まれ続ける』ことも、トレンドせどりの大きなメリットの1つです。

トレンドせどりのリサーチ方法

時事ネタを利用する

普段何気なく目にしているニュースからも、トレンドせどりに生かせる情報を入手していきましょう。

トレンドせどりに限らず、物販を行う上で時事ネタや流行を敏感に感じ取ることは非常に重要です。

一つ例を挙げると、2023年4月1日から法改正により、自転車に乗る際のヘルメット着用が努力義務化されました。

そのため、ヘルメットの需要が急増し、全国的に品薄の状態が長く続きました。

という感じで、毎日のニュースの中にもトレンドに結び付けられる情報はたくさん存在します。

何気なくニュースを流し見るのではなく『コレは何かに結びつかないか』と感度を高くしてと、得られる情報の量も大幅にアップします。

テレビ番組で紹介された商品

テレビの情報番組で紹介された商品や、人気芸能人が愛用している商品もトレンドになりやすい傾向があります。

テレビ以外のメディアが急速に普及してはいるものの、未だにテレビに影響力というのは非常に大きなものがあります。

代表的な番組だと

これらの番組で紹介された商品は、トレンドになりやすい傾向があります。

全てのテレビ番組をリアルタイムでチェックすることはできないので、TVで紹介された商品をまとめた『価格.com テレビ紹介情報』などのまとめサイトを参考に、定期的に情報をチェックしておくと良いでしょう。

ネガティブワードでリサーチ

Twitter・インスタグラムなどのSNSで

↑こんな投稿を見かけたことはないでしょうか？

欲しくても買えなかった・売り切れだった商品がフリマアプリで転売されていること発見し、怒りや皮肉を込めて投稿する。

副業でせどり・転売を実践している方からすると、あまり良い気分ではありませんが。実はこういったネガティブなキーワードこそ、トレンドせどりで有効に活用することができます。

↑の投稿を例にすると『●●がメルカリで転売されている 』は逆を言うと『●●という商品は転売することで利益が出る』という意味になりますよね？

つまり『メルカリ 転売』などネガティブなキーワードでSNSを検索することで、トレンドで稼ぎやすい商材を簡単に発見できる、ということです。

キーワードの具体例を挙げると、

などなど。※下の方はかなり過激なキーワードです。

その他、店舗名と組み合わせて検索するのも効果的です。

また、後ほど少し出てきますが

といった、商品の需要に影響するキーワードも効果的です。

上記の他にもリサーチで使えるキーワードは沢山あるので、色々と試しながら探してきましょう。

エンタメ系まとめサイトを利用する

情報収集のため、空き時間にエンタメ系まとめサイトを見ることが多いんですが、まとめサイトの情報もトレンドせどりに活用することができます。

一つ例を挙げると、エンタメ系サイトを見ていると『ある書籍』が話題になっていました。

その書籍は、2022年11月に販売された『ゲームの歴史』

何が話題になったかというと『内容がデタラメすぎる』

内容があまりにもひど過ぎてネット上で大炎上、その影響を受けて全3巻全ての絶版・回収が決定。

絶版・回収が発表された直後は、Amazon・楽天・ヤフショ、実店舗（書店）で購入が可能でしたが、2日ほど経過すると全て販売停止に。

『これだけ話題になり、Twitterで大炎上、しかも絶版でもう手に入らない』となると、特にゲーム好きの方は「どんな内容が書いてあったのか…？」気になりますよね。

税込み￥1,760の書籍、当時のメルカリの状況を見てみると

ネットや書店で購入できなかった方がフリマアプリに殺到し、定価越えの高額でもバンバン落札されています（3冊セットで1万円越え） 14,000円売りだと7,000円弱の利益が出たことになりますね。

ポイントは、

特に①と②の2点が上手く絡みあった商品は、価格が高騰するケースが多いです。

ここまで条件にマッチする商品はそれほど多くはありませんが、1日に1回程度、エンタメ系まとめサイトをチェックするとよいでしょう。

⇒ はちま起稿

情報感度が高いセラーをマークしておく

トレンドせどりとはいうものの、結局のところ重要なことは〝セラーリサーチ〟です。

先ほど紹介した『ゲームの歴史』も、情報を受け取りいち早くメルカリに出品した方が、大きく稼ぐことが出来ています。※つまり、情報感度が高く、行動力がずば抜けている。

であれば、後は簡単でそのセラーをマークしておけば、最新のトレンド情報が手に入る可能性が高いことになります。

この2つを実施するだけでトレンド情報で稼げる確率は大幅にアップするので、必ず実践しましょう。

また、過去に扱ったトレンド商品（写真集）について、その時の考え方などをブログにアップしているので、こちらもぜひ読んでみてください。

トレンドせどりの注意点

スピードと行動力が命

せどり・転売に限らずですが、どんなビジネスでも『どれだけ早く行動できるか』で、得られる利益も大きく変わってきます。

特にトレンドせどりの場合は『たった10分程度の差で仕入れが出来なかった…』というケースも珍しくはないので、できる限り『即行動！』を意識しておきましょう。

欲張らずに即売りが基本

トレンドせどりは、需要と供給のバランスの崩れを利用している利ザヤを得るケースが大半です。そのため、生産が追い付いたり再販が決定するなど供給が戻れば、当然ですが価格も元に戻ります。※『ゲームの歴史』のような絶版・生産終了の場合はまた別ですが。

メーカーに問い合わせをすればある程度の情報を手に入れることはできますが、それでも一個人の情報だけで供給を読み切ることは非常に困難。

また最初は1名・2名しか出品者がいない商品でも、徐々に気づかれて『出品者増加 ⇒ 値崩れ』というのが典型的なパターンです。

今利益が取れるからといって欲張って在庫を抱えすぎると痛い目を見ることもあるので、トレンドせどりは【即売り】が鉄則。もし在庫を抱えてしまった場合は、多少赤字でも良いので売り切ってしまうことをおススメします。※トータルで利益が出ればOK。

やりすぎるとメンタルが疲弊する

基本的に定価以上の高額で販売する転売は『世間から悪いイメージを』持たれています。

誰かに喜ばれるものではないし、私自身もトレンドせどりはあくまでも『最初の資金集め』のためにやるもので、あまり長く続けない方が良いとは思っています。

時には購入者から返品を求められたり『転売ヤー』と言われることもあるかもしれませんが、あくまでも『最初の資金集め』と割り切って目立ちすぎずに、淡々と行動すればOKです。

ここに関しては感じ方は人それぞれです。ただ、稼ぎやすいからといって長く続けていくとメンタルが疲弊して精神的に落ち込んでいく方もいらっしゃるので、くれぐれもやりすぎには注意 ※どうしても気持ち的に引っかかることがあるなら、トレンドせどりには手を出さないのも一つの方法です。